成人矯正について
矯正治療と言えば、子どもがおこなう治療としてイメージされている人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。成人でも矯正治療をおこなうことは可能であり、欧米では歯列が整った歯がエチケットと認識され、多くの人々が当たり前のように幼少期から矯正治療を受けています。近年では日本でも、成人してから審美性や機能性を求め矯正治療を希望する患者さまは少なくありません。
〈矯正装置について〉
一言で矯正治療と言っても、矯正方法はさまざまな種類が存在します。ここでは代表的な矯正装置をご紹介します。
ブラケット装置
(表側の歯面に装着・固定式)
メリット
歯の移動をコントロールしやすく、治療期間も比較的短期間で終了する場合もある。
デメリット
矯正装置を表側に装着するため、口元から装置が見え、審美的には劣ってしまいます。
ブラケット装置
(舌側の歯面に装着・固定式)
矯正装置を目立たなくするために、歯の舌側に装置を装着し、口元が正面から見えても矯正治療をおこなっていないかのように、見た目を重視した矯正装置です。
メリット
口の中をのぞかない限り、矯正治療をおこなっていることが分かりにくい。
デメリット
歯の裏側に装置を装着するので、装置が舌にあたり発音がしにくくなる。 通常の表側の矯正治療よりも時間を必要とする。
マウスピース矯正(着脱式)
メリット
着脱式であり、自分自身で取り外しできる。 審美性に優れている
デメリット
歯列の状態によっては、適応されないことがある。
装着時間や期間を守らなければ、治療期間が大幅に伸びる場合もある。
部分矯正
前歯のみ矯正治療をおこなう治療方法です。八重歯や凸凹(叢生)とした前歯の矯正治療をおこないます。全体矯正よりも比較的安価で治療を受けられます。