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口腔外科について

口腔外科と聞くと身構えてしまう患者さまも多く見受けられますが、口腔外科では主に親知らずの抜歯や口内炎の治療、舌痛症などの治療をおこなっています。歯が痛むのは虫歯が原因だけではなく、親知らずが原因の場合も多く、痛みの症状を改善するには抜歯をおこなう場合もあります。

口腔外科について

親知らずの治療

人間の歯は全部で32本あります。そのうちの4本が親知らずであり、親知らず以外の永久歯が生え揃う15歳以上から20代前半に親知らずが生えると言われています。 その親知らずが、まっすぐと正常の位置、方向に生えてくる場合には、親知らず自体が原因で痛みが生じることはありませんが、親知らずは歯の一番奥に生えるため、本来生えるはずのスペースが十分確保することができずに、親知らずが斜めに生える、生える方向が異なるために、隣の歯を刺激し痛みが生じる、親知らずの一部だけが顔を出し、その周囲に食べカスが溜まり、歯肉に炎症をきたすことで痛みが生じる場合があります。

治療の流れ

1.レントゲン撮影

親知らずの抜歯を検討する場合には、必ずレントゲン撮影をおこない、抜歯の必要性があるのかを診断します。

レントゲン撮影

2.麻酔

抜歯当日は、まず麻酔をおこないます。

麻酔

3.抜歯治療

親知らずの状況により異なりますが、歯肉を切開、粘膜骨膜弁の剥離・翻転、歯槽骨削除(しそうこつさくじょ)、歯冠分割をし、親知らずの抜歯、抜歯窩掻把(ばっしかそうは)、歯槽骨修正(しそうこつしゅうせい)、歯肉を縫合し、抜歯治療が終了となります。

抜歯治療

4.抜歯後

抜歯当日は、激しい運動やお酒を飲むことは避け、抜歯によってできた抜歯窩を触ることなく過ごすこと等が、注意点としてあげられます。抜歯後の腫れは3日から1週間程で腫れが引き、抜歯後にできた抜歯窩は3ヶ月から6ヶ月程かかると考えられています。

抜歯後

口内炎の治療口内炎の治療

口内炎は以下の通りに分類されます。

・物理的な刺激による口内炎
・カンジダ菌による口内炎
・ウイルス性による口内炎
・ストレス、疲労などによる口内炎

一般的に口内炎が発症する主な原因はストレス・疲労などが原因のアフタ性口内炎と考えられていますが、2週間以上経過しても治癒しない、もしくは悪化する場合には、専門医による診断と治療が必要となる場合もあります。口内炎と自己判断せずに、なかなか治りにくい口内炎がある場合には、口腔外科の受診を推奨します。

口内炎の治療

舌が痛い場合舌が痛い場合

舌が痛い原因として以下があげられます。

・物理的刺激
・口腔内乾燥
・全身疾患
・感染症
・神経痛
・舌癌
・舌痛症

舌に痛みを感じる原因もさまざまであり、原因を改善することで痛みを抑えることが可能となる場合もありますが、検査をおこなっても原因となる所見が見当たらない場合には、舌痛症と診断される場合もあります。その場合には、原因療法が確立していないため、対症療法が適応となります。

舌が痛い場合

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